相続が発生した場合、相続登記をしなくても、すぐに何か問題が発生するわけではありません。

例えば、4人家族で夫が先になくなり、妻と子供が夫が所有していた家に住む場合など、何も問題は発生しません。

理屈では、妻が半分、子供がそれぞれ、4分の1の割合で、共有という形で所有していますので、全員にその家に住む権利もあります。もちろん、妻や子供、年齢、家族環境など、誰かの名義を決めたほうが望ましいのですが、当面は困りません。あえて言えば、必要となってから登記しても良いかもしれません。

事務所のご相談で、よく「名義変更しなければなりませんか?」というご質問がありますが、しなくでも、罰せられる等々の事はありませんとお伝えします。

ところが、「放置された不動産」が最近は増えてきたように思います。

???と思う方もいるかと思いますが、よくあるのが、原野商法で買った不動産。

だれも欲しい人がいない不動産で、相続人全員が「不要」とする場合です。

名義変更しないと、その不動産の所有者の関係が複雑になり、使用出来ない、価値のない不動産になるから、登記しましょう・・・と言われますが、そもそも、現時点で、価値のない土地なのですから。

現時点で価値がなく、だれも欲しがらない土地は、今度においても同じということは容易に想像できます。

今後、このような不動産が増えると思うのですが、100年登記されない不動産は国庫に収用するなど、何か法的対策が必要になるのではと思います。