相談の中で一番多いものは遺産の分割です。

既に、分割内容が決まっている場合は、手続きのサポートとなり、ご依頼の内容に応じた手続きを行います。

ところが、遺産分割が決まっていない場合は、当然に話し合いとなりますが、まれに70代~80代の方の場合、話し合いではなく、一方的に兄弟姉妹の一人が「怒鳴る」ケースが見受けられます。

その場合、怒鳴られたほう(例えば次男、次女など)のお子様が困って、相談においでなる場合が多いようです。さらに怒鳴る方は大概、亡くなった被相続人の財産を管理していた方です。

もちろん、長男とは限りませんが、管理した方が全て相続して、他の方は従う・・(正確には従わせるのが当然)という感覚のようです。

怒鳴られたほうの、例えば、次男、次女など、別に喧嘩するわけでもなく、「そもそも財産はどれくらいあったの?」と聞いただけでも、その瞬間に、突然、ケチだとか、そういった言葉を浴びせられ、面倒になって、そのまま、管理した方の言いなりになる場合もありますが、それを横で見ていたお子様が、それは酷い・・という事で相談においでになるのです。

この場合、もめているならば、弁護士を紹介して、ある意味、法定の場で・・という事になるのでしょうが、そもそも、財産の総額を知った上、話し合いましょうという、裁判以前の、普通の話し合いが出来ずに困ってしまうのです。

そして、ある日突然に怒鳴る方が次男、次女などの自宅へやってきて、判子を押してくれ・・・と、さらに強行に迫ってくる場合もあります。お子様等と離れて暮らす相続人は、面倒になって押印する方もいるようです。

そして押印しない場合は、結論から言えば、話し合いにならないので、調停という事になります。この場合も実は怒鳴るほうから調停の申立となる場合が多いようです。

言うまでもありませんが、相続人全員の実印での押印と印鑑証明書が無ければ貯金の解約も出来ません。

そして、第三者である調停員から財産目録出さないと、遺産分割できませんよ・・・となるわけです。

たぶん、怒鳴る方にもいろんな理由がある事と思います。寄与分など、法定で争うような事があるでしょう。ところが、この怒鳴る方の場合、理解できないというか、理解したくないせいか、説明しても言葉が届かず、調停へ・・・となってしまう場合がほとんどです。

相談されても、相手が相談に応じなければ調停となりますが、「調停」にかけたという事実が、親戚関係に決定的な亀裂を産むのは見ていて、とても残念に思います。普通の話し合いを先ず・・・と思うのですが。非協力、音信不通な相続人対策も合わせてご覧ください。